じぃじの独り言

　風評被害と日本人の本音は、何となく一致しているように思えると
私には映っています。

　現在の日本人の思いは、どちらかといえば自分勝手で利己的です。
　その最たる人が総理大臣でしょう！東日本大震災が発生した直後は
失われた日本は一つが復活するかな？と思いましたが、無理ですね。

　いきなり自粛しろとかがあり、狭い了見で被災地を見捨てるような
経済活動軽視へといき、初動からミスをして情報隠蔽することにより福島原発をこれまでの原発事故以上の被害か偉大となり、自己顕示と自己保身しかしない官邸、東電、保安院、原子力委員会等、勝手な人達に翻弄されてきました。

　日本人は、古来より勝手で利己主義的なところがあるとの話しを
聞いたことはありますが、大震災以後5ヶ月以上経過しても、何らの
手も打てず、自己保身と現状を改善するよりも道筋すら明かさない
遠い先の話しでごまかす事態を見ていると、日本国は危うい！との
思いを強く持つようになっています。

　京都の送り火の件も、自己保身が強く出たものであり、事前に調査をして確実な根拠を持っての実施をしようとしたわけではなく、検査
結果で無害と判断されても実施できず、人気取りで実施しようとしたら検査で引っかかり止めるとは、やっていることが幼稚すぎです！

　以下に勝手な人種になり下がってきているか、反省ですよ！
　科学技術者の端くれとしての一番の心配は、福島原発の事故対応の技術レベルの低さです。こんなレベルで原発技術があるなら、脱原発卒原発をいう人たちは、どのようにしてそれを実現するのか、明確に示してほしいのですが、アドバルーンを揚げるだけで、何ら言わないのには参ります。今いきなり脱原発に向かえば、設備投資技術向上は行われず、すべての原発のメルトダウンは避けられないと考えると、まずやるべきは、原発管理、危機管理の技術を高め、安全を確実に
行えるようにすることです。

　また中国の原発開発にも備える危機管理は必要で、丸裸になって、自己満足するのみでは、国家国民の生命財産を守る理念がないことを
さらけ出すのみです。

　日本人もっと冷静になり、しっかりと大和民族を守る意識を確実に
持たなければ、日本は沈没の運命かも？・・・・・・

　東日本大震災で被災家族を持つ身としては、暑く寂しい夏です！　

日本人としてのポテンシャルが危ういものになっていますね。
かって世界に誇る日本の「技術力」、「勤勉力」、「礼節の高さ」
などは何処へ行ってしまったのでしょうか。

今回の原発事故対応に思ったことは、政府の対応もさることながら
原子力に関わる技術者レベルの低さです。
原発重大事故時のシュミレーションや将来廃炉時の工程表などがないまま
突っ張ってきた時、どうしてブレーキを踏んだり、叫んでくれる技術屋さんがいなかったのでしょうか。