スキポール空港でのドタバタ劇(帰国編)です。
ベルギー・アントワープで買い求めた品物の領収書に「付加価値税」払い戻しスタンプをもらおうと
「TAX」窓口をあちこち探すのですが、なにしろ広い空港でなかなか見つからず...
偶然「ANA」日本人CAさんとすれ違い、ようやく場所を教えてもらって駆けつけてみると長蛇の列。
しかも、係員の確認作業が遅くイライラのし通し、関空行きの出発時刻が迫ってきているのに。
ようやく我々の順番になりましたが、「領収書だけではなく、現物も見せろ」と言っています。
欧米人に対しては何のことはなく、東洋・黄色人に対してだけ現物点検させるのです。
こちとら髭面で人相も相当悪く、香港・韓国マフィアの運び屋と間違えられたのでしょう(笑い)。
現物が「ダイヤモンド」だっただけに。
カバンの中をひっくり返し現物を取り出し提示しながら言ってやりました。
「よく見てんか、米粒みたいに小さいやろ。娘と嫁さんのプライベートなお土産や、勘違いせんといて」
ようやくスタンプをもらうと、もう出発時刻ぎりぎりです。
目的のゲートへ広い空港内をまたまた駆け足、汗だくになってたどり着いてみれば、
なんと、そこにはブラジル・サンパウロ行きの表示が...関空行きゲートが変更されているでは...
ブラジル人らしき地上係員は日本語を理解しようもなく、もう万事休す。
置いてきぼりを食らい、もう一泊しなくてはならないか、と私は一瞬諦めかけましたが、
突然嫁さんが、「カンクウ、カンクウ、ゲートナンバー? ゲートナンバー?」を繰り返して
ブラジル人から変更後のゲートを何とか聞き出し、これまた猛然とダッシュです。
ジャンボ機の最終搭乗員となってしまい、CAさんから睨みつけられるわ、席も離ればなれになるわで
散々でしたが一言の文句も言えませんでした。
ドタバタ綱渡りのスキポール空港、でもこんなハプニングが個人旅行の醍醐味でもあります。