最高齢のお客様
三世代ご家族様のご利用をいただきました。
ご予約はお任せコース、高齢者がいるのでなるべく柔らかいものを中心に、とのリクエスト。
あらかじめ、年齢構成や男女の割合、お好み(好き嫌い)、会食の趣旨などをお伺いしておくことは
料理の献立を考える上でとても大切です。
出来る限りご要望を取り入れて臨機応変に対応し、お客様に喜んでいただく
小さな個人店の強みはその辺りにあると思っています。
当日のお任せコースです。
枝豆
お造り(鯛、ヤリイカ、炙りしめ鯖)
手造り水餃子
ゴーヤチャンプル(豚バラ肉、ゴーヤ、玉葱、人参、白菜、木綿豆腐、鰹節)
手造りハンバーグ(デミグラス・ソース、コールスローサラダ添え)
蟹玉(蟹、生椎茸、甘酢生姜、葱、甘酢あん)
鯛ソーメン
最後のお料理をお出しし一段落してから、少しお話を伺うことに。
老夫婦、息子夫婦、お孫(学生)さんの一家五人、三世代とも医療関係のお仕事(勉学)だとか。
お店にとって最高齢記録のご老人は大正10年生まれの92歳、なんと今でも現役就労中。
どうりで、会話も歩行も食欲も何ら普通の人と変わらないはず、驚きと尊敬で胸一杯になりました。
ご高齢お二人にとっては、ボリュームが少し多いかな?と思いつつも、しっかり他の3人と
同量・同内容で提供させていただきましたが、下げられてくるお皿はどれもこれも綺麗に完食。
ご高齢夫人からは、
「ここのお店は、我々年寄にとって、味付けがちょうど良い按配
普段は残してしまう事も多いんですが
今夜はどのお皿も美味しくいただきましたよ」 との嬉しいお言葉。
提供するお料理でお客様の喜んでいただく笑顔をみるにつけ、
仕込中の暑さ、辛さ、疲れなど一瞬に消え去り、しみじみと料理人としての幸せを感じます。
ご利用ありがとうございました、これからもお元気にご活躍ください。
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